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会津・喜多方産コシヒカリをPB商品に
生産者との交流による“顔の見えるコメ”

 東京都の西部にある調布市。南は多摩川を境に川崎市と隣接し、北にはそばでも有名な深大寺がある。
 京王線・調布駅の近くに店を構える山田屋本店(秋沢淳雄社長、調布市布田3丁目)は明治38年の創業で、今年でちょうど100周年を迎える老舗の米穀店。現在、社員数40名で月間約9,000俵を取り扱っている大手の小売店だ。平成13年度の「優良米穀小売全国コンクール」(主催・社団法人日本米穀小売振興会)では、「農林水産大臣賞」を受賞している。
 同社の米は、大手給食産業やコンビニエンスストアのベンダー向けなどの業務用が8割、家庭用が2割。家庭用は、本店(店舗としての名称は「お米館」)と、三越の多摩センター店(東京都多摩市)に出店している「お米館」などで売られている。


(株)山田屋本店社長の秋沢淳雄さんと奥さんの美佳さん

山田屋本店の「お米館」全景

「お米館」の店内

福島コシヒカリ

喜多方産コシヒカリ「まごころこしひかり」米袋

店内の飾ってある喜多方市の「熊倉稲作研究会」の皆さんのパネル。後列左から2人目は山田屋本店の先代社長で現会長の岩佐敬山さん

契約栽培米の商品名は 「まごころこしひかり」

 同社で、“生産者の顔の見えるコメ”として、17〜18年前から家庭用として取り扱つかわれているのが、福島・喜多方産コシヒカリ(JA会津いいで産)。このコメは、喜多方市の生産者グループ「熊倉稲作研究会」(佐藤亮会長)との契約栽培米で、PB(プライベートブランド)商品として「まごころこしひかり」という名前が付けられている。
 「まごころこしひかり」は、安心して食べられる米として人気が高く、また固定客も多い。同社測定の食味値では、魚沼コシヒカリと同じ86ポイントとなっている。
 また同社では、東京都の「東京都生産情報提供食品事業者登録制度(通称・食の安心登録制度)」に、「まごころこしひかり」を登録。これにより、消費者がインターネットを使って「まごころこしひかり」の生産情報を知ることも出来る。
 「お米館」には、昼間だけおにぎりや弁当を売る店「華飯(はなはん)」を併設している。ここでは、1日におにぎりを200個以上売る。このご飯の原料にも「まごころこしひかり」が使われている。ご飯のおいしさが、安定して売れる理由といえる。

販促イベントやキャンペーンで産地と消費地との交流

 同社社長の秋沢淳雄さんによると、「熊倉稲作研究会」の生産者と知り合ったのは17〜18年近く前。同社を退社して実家のある喜多方市に帰った元社員からの紹介がきっかけという。紹介されてすぐに、“生産者の顔の見えるコメ”の取り扱いがスタートした。当時の他の小売店や量販店では、そのような生産者まで分かるコメは、ほとんど売られていなかった。
 秋沢さんは、毎年1〜2回は喜多方市を訪れる。一方、同グループの生産者も年に1回は上京し、三越・多摩センター店内の「お米館」で販促イベントに参加する。このようにして、産地と消費地との交流が深められている。
 同社ではこのほか、平成15年産から福島コシヒカリも取り扱っている。また3月21日には、「ふくしまの米、幸せいっぱい福福(ふくふく)キャンペーン」での試食キャンペーンが行われた。

 

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